ケンオールブログ

ケンオールは、オープンデータを活用する際に問題となる様々な課題を解決するソリューションとして、オープンデータの利用者に使いやすい環境を提供するプラットフォーム型サービスです。ケンオールは、株式会社オープンコレクターが開発・運営しています。 https://kenall.jp/

郵便番号住所逆引きAPI・住所正規化の改善: 都道府県や市区町村などの補完機能を追加しました

郵便番号住所逆引きAPIの住所正規化機能で、欠けている住所要素を補完できるようになりました。

こちらでデモを試せます。

都道府県や市区町村の補完

入力した住所で都道府県や市区町村が省略されているとき、それらが一意に特定できる場合は補完するようになりました。

例えば、千代田区麹町3-12-14麹町駅前ヒルトップ8F (ケンオールの運営会社オープンコレクターの所在地)を与えると東京都を補完します。

t が入力された文字列です。

  "query": {
    "q": null,
    "t": "千代田区麹町3-12-14麹町駅前ヒルトップ8F",
    "prefecture": "東京都",
    "county": null,
    "city": "千代田区",
    "city_ward": null,
    "town": "麹町",
    "kyoto_street": null,
    "block_lot_num": "3-12-14",
    "building": "麹町駅前ヒルトップ",
    "floor_room": "8F"
  },

横浜市日本大通1のように短い住所であっても、正しい都道府県や行政区を補完します。

この住所は神奈川県庁のもので、正しい住所は神奈川県横浜市中区日本大通1 です。

prefecture神奈川県city_ward中区が補完されていることがわかります。

  "query": {
    "q": null,
    "t": "横浜市日本大通1",
    "prefecture": "神奈川県",
    "county": null,
    "city": "横浜市",
    "city_ward": "中区",
    "town": "日本大通",
    "kyoto_street": null,
    "block_lot_num": "1",
    "building": null,
    "floor_room": null
  },

京都の通り名の「通」の補完

京都の通り名を記述する場合、「○○通××上る」という形式で書くのが一般的ですが、「○○××上る」のように「通」の文字を省略して書く場合があります。

「通」を省略した場合でもこれを補完し、全て「○○通××上る」の形式に正規化するようにしました。

例えば京都市中京区寺町御池上る上本能寺前町488京都市役所)は本来京都市中京区寺町通御池上る上本能寺前町488番地と書かれるものですが、寺町通りの「通」が省略されています。

住所正規化を適用すると以下のようになります。

kyoto_street寺町通御池上るとなっています。

  "query": {
    "q": null,
    "t": "京都市中京区寺町御池上る上本能寺前町488番地",
    "prefecture": "京都府",
    "county": null,
    "city": "京都市",
    "city_ward": "中京区",
    "town": "上本能寺前町",
    "kyoto_street": "寺町通御池上る",
    "block_lot_num": "488",
    "building": null,
    "floor_room": null
  },

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Shodoで執筆されました