ケンオールブログ

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日本の祝日データの更新とファイル名の話

日本の祝日APIを2023年版に更新しました。

内閣府は毎年国民の祝日についてのCSVデータを公開しています。 このデータを使いたい人は年に1回ダウンロードすればいいだけなのですが、今回は少し事情が違います。

ファイル名が違う

昨年までのCSVファイルは以下のURLからダウンロードできました。

https://www8.cao.go.jp/chosei/shukujitsu/syukujitsu.csv

今年は以下のURLからダウンロードできます。

https://www8.cao.go.jp/chosei/shukujitsu/shukujitsu.csv

ファイル名の二文字目がyからhに変わっています。

(2023/02/03 追記)

内閣府のページが更新され、元のファイル名syukujitsu.csvが使えるようになりました…が、なんと新しい方のファイルshukujitsu.csvは削除されました!

(https://www8.cao.go.jp/chosei/shukujitsu/gaiyou.html より引用)

https://www8.cao.go.jp/chosei/shukujitsu/shukujitsu.csv にアクセスしても、404 Not Foundが表示されます。

急いで対応した方は、再度元のURLに戻さないと来年またエラーが発生するのでご注意ください。

(追記ここまで)

こうしたファイル名の違いは、ITシステムの開発者にとってかなり厄介な問題となります。 ファイル名の違いに一目で気づきにくいため、問題の特定まで時間がかかってしまいます。

年に1回だけファイルを取得するという単純な作業のため、簡単なクローラーを自前で実装している開発者も多いでしょう。 しかし、そうした場合でも最低限のエラーハンドリング処理を実装することをおすすめします。

エラーを出さない場合、目視での確認や手動ダウンロードなどにより問題の切り分けを行うため、今回のようなファイル名がわずかに違うといったケースで原因に気づくのはかなり困難な作業になるでしょう。

自身で日本の祝日情報を更新するのが大変と感じたら、ケンオールをご利用ください。

Shodoで執筆されました